モバイルバッテリーを捨てたいとき、ふつうのごみに出せるかどうかで迷う方は多いと思います。「資源ごみ? 金属ごみ?」と分別表を見ても、リチウムイオン電池の扱いはひと目では分かりにくいですよね。
品川区在住のライター・ナオスケです。地域情報メディア『しながわクリップ』で、暮らしまわりの情報を担当しています。わたし自身、古いモバイルバッテリーを手元に置いたまま「そのうち調べよう」と後回しにしていた経験があります。
この記事では、品川区での回収の仕組み、安全に出すための絶縁の手順、膨張や破損があるときの相談先の順番で整理しています。
捨てる前に確認したいこと

まず押さえておきたいのは、モバイルバッテリーはリチウムイオン電池を使っている製品だということです。この電池は発火リスクがあるため、ほかのごみと同じ袋に混ぜて出すのは品川区のルールとしても想定されていません。
見た目が小さくても、扱いを間違えると収集車の中で出火するケースがあります。区の分別案内を一度確認しておく価値があります。
品川区の回収ルートは二つある

品川区では、モバイルバッテリーを出す方法が大きく二つあります。令和6年9月から始まった各戸収集と、以前から続いている拠点・協力店での回収ボックスです。
- 各戸収集(陶器・ガラス・金属ごみの日)
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月2回の収集日に、別袋へ入れて「充電池」と表記して出す方法です。
- 拠点・協力店での回収ボックス
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区役所・清掃事務所・電気店・スーパーなどに設置された回収ボックスへ持ち込む方法です。
どちらを使うかは状況によって変わります。自宅の近くに協力店があれば持ち込みが手軽ですし、仕事帰りに寄りにくいならごみの収集日に合わせるほうが無理がありません。
2026年6月6日時点でJBRC検索システムに登録が確認できた協力店は下記の通りです。営業時間や回収可能か、回収ボックスの場所などは変わることがあるので、電話で要確認です。
| 店舗名 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| イトーヨーカドー大井町店 | 品川区大井1-3-6 | 03-3777-6611 |
| ヤマダデンキ品川大井町 | 品川区東大井5-20-1 | 03-5479-7600 |
| ヤマダデンキ西友大森店 | 品川区南大井6-27-25西友大森店4F | 03-6450-0138 |
| DCM大井競馬場前店 | 品川区勝島1-6-16WIRA大井1F | 03-5767-7631 |
| オザワデンキ商会 | 品川区大崎1-20-16小林ビル101 | 03-3491-2374 |
| (有)田中無線 | 品川区西品川2-23-13 | 03-3491-2826 |
| 児玉電気店 | 品川区東大井5-10-7 | 03-3474-8933 |
リチウムイオン電池が絡む理由
モバイルバッテリーの中に入っているリチウムイオン電池は、衝撃・圧力・熱に弱い電池です。収集車で圧縮されたり、燃えるごみの中に混ざったりすると、発火や爆発につながることがあります。
この特性があるため、ほかのごみと混ぜずに出すことが回収の大前提になっています。分別の手間を一つ増やすことが、トラブルを防ぐ理由なんですよね。
端子の絶縁は先にやっておく
回収ボックスに入れる前に、端子部分をセロハンテープなどで覆う「絶縁」の作業が必要です。これはショートによる発火を防ぐための手順で、各戸収集で出す場合も同様です。
バッテリーのUSB差し込み口や金属の接点部分を確認します。
接点が見えなくなるくらい、しっかりと貼り覆います。
別袋へ入れ、「充電池」と記入して収集日か回収ボックスへ出します。
わたしが最初に絶縁をやってみたとき、テープが薄くて接点が透けて見える状態になっていました。念のため重ね貼りしたところで一度確認すると安心です。
膨らんでいるときの相談先

バッテリーがぷっくりと膨らんでいる場合は、協力店の回収ボックスでは受け付けられないことがあります。無理に押し込もうとすると危険なので、まず清掃事務所へ持ち込むか連絡することをおすすめします。
膨張品は清掃事務所への持ち込みか、電話での事前確認が先です。品川庁舎(大崎1-14-1、受付8時~17時)か荏原分室(平塚1-10-11、受付8時~16時)で対応しています。
なお、各戸収集では膨張したモバイルバッテリーも収集されます。その場合も別袋に分けて「充電池」の表記が必要です。出し方は公式案内で最新情報を確認してください。
回収ボックスで迷いやすいこと
迷いやすいのが、回収ボックスへ入れてよいものの範囲です。JBRC(一般社団法人)の回収ボックスが対象とするのは、リサイクルマーク(矢印が三角形に並んだマーク)付きの小型充電式電池に限られます。
乾電池・コイン電池・ボタン電池・リチウム一次電池は対象外です。モバイルバッテリーの本体ごと入れようとして断られるケースもあるため、対象外の電池が混ざっていないか先に確認を。
小型家電と混同しやすいケース
電池が内蔵されたスマートフォンやタブレットは、モバイルバッテリーとは回収の扱いが異なります。品川区では小型家電回収ボックスや月2回の拠点回収でスマートフォン等を受け付けていますが、モバイルバッテリーは「充電式電池」として別に扱います。
一緒に処分しようとまとめてしまいやすいですが、品目ごとに出し先が変わる可能性があります。迷ったときは品川区清掃事務所(03-3490-7051)へ確認するのが早いです。
処分を待つ間の保管の仕方
収集日まで日数があるとき、保管の仕方が雑になりやすいです。特に夏場は高温になる車内や窓際は避け、直射日光の当たらない場所に置くほうが無難です。

端子に貼ったテープが剥がれていないか、出す前にもう一度確認を
膨張しているものをそのまま引き出しの中に長期保管するのは、リスクが上がります。状態が心配なら早めに清掃事務所へ連絡したほうが、気持ちとしても楽だと感じています。
よくある失敗とその背景
実際に見てみると、「資源ごみの日に出してしまった」「回収ボックスへ本体ごと入れようとして戻された」というケースが少なくありません。
- 資源ごみの袋にそのまま入れてしまう
- 端子を絶縁せずに回収ボックスへ入れる
- 膨張品を協力店へ持参して断られる
- 小型家電回収BOXへモバイルバッテリーを入れる
どれも「まあ大丈夫だろう」という感覚から起きやすい失敗です。出す前に手順を一度確かめるだけで、ほとんど防げます。
品川区の公式情報の調べ方
品川区の分別案内は、区の公式サイト「資源・ごみの分け方・出し方」から確認できます。回収協力店の検索は、JBRCの検索システムで現在地近くの店舗を探せます。
収集日程や回収ルールは変更されることがあります。出す前に一度、品川区清掃事務所(03-3490-7051)か区の公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
処分に動くタイミングの決め方
今週末か次の収集日、どちらかで動けそうなタイミングを一つ決めてみるのがいいと思います。手元に古いモバイルバッテリーがあるなら、まずセロハンテープを貼って袋に入れるだけでも準備が整います。
収集日まで余裕があるなら、仕事帰りに大井町や品川まわりの家電量販店へ寄るついでに回収ボックスを探してみるのも動きやすいです。わたし自身は、日程が合えばこちらのほうが手続きなしで出せて楽かなと感じています。
このまま引き出しの中に眠らせておくより、一つ手放すと気持ちの余白が少し増えますよね。この記事が、そのきっかけになったらうれしいです。














