品川区の小中一貫校(義務教育学校)6校の場所と学校選択の仕組み

子どもの小学校入学が近くなったり、品川区に引っ越そうかというときに、「品川区は公立小中一貫校があるらしいけど、どんな仕組みで、どこにあるんだろう」と思う方は多いですよね。ちょっと調べても前期課程と後期課程でページが分かれていて、「義務教育学校」という聞きなれない言葉もでてきて、ぱっとつかみにくかったりします。

しながわクリップのナオスケです。品川区には20年以上住んでいて、わたしの娘は9年間義務教育学校に通って卒業し、息子も後期課程に在学中です。義務教育学校という言葉に「どういう学校なのか」と首をかしげる方も多いので、まず6校がどこにあるかを整理してみました。

この記事では、品川区内にある公立の義務教育学校6校の学校名・所在地・電話番号・最寄り駅を早見表としてまとめています。通学区域や学校選択制度については、実際に子供を通わせた保護者の観点からの意見と、公式での確認が必要な部分を合わせてお伝えします。

目次

「義務教育学校」とはどんな学校か

義務教育学校は、小学校と中学校を一つにまとめた9年間一貫の学校です。品川区では第1学年から第6学年を「前期課程」、第7学年から第9学年を「後期課程」と呼んでいます。

よく「小中一貫校」という言葉が使われますが、品川区の場合は義務教育学校という学校種として設置されています。小学校と中学校が連携するタイプとは制度上の区分が異なります。

品川区は2003年に国から構造改革特別区域の認定を受け、小中一貫教育を先行して進めてきた自治体です。2016年の学校教育法改正で「義務教育学校」という学校種が正式に制度化され、区内の小中一貫校が順次この区分へ移行しました。

品川区内の義務教育学校は全部で6校

2026年5月時点で確認できた品川区立の義務教育学校は6校です。それぞれ区内の異なるエリアに位置しています。

学校名所在地電話番号最寄り駅
品川学園品川区北品川3丁目9-3003-3474-2671新馬場
日野学園品川区東五反田2丁目11-103-3441-3209大崎、五反田
伊藤学園品川区大井5丁目1-3703-3771-3374西大井
荏原平塚学園品川区平塚3丁目16-2603-3782-7770戸越銀座、武蔵小山
八潮学園品川区八潮5丁目11-203-3799-1641大井競馬場前
豊葉の杜学園品川区二葉1丁目3-4003-3782-2930下神明
品川区の義務教育学校6校の所在地

通学区域外でも学校選択制で入学できる可能性がある

基本的には自宅の住所により、入学する小中学校、義務教育学校は決まっています。ですが、学校選択制の制度があるため、通学区域の児童を受け入れた後に定員に余裕があれば、隣り合う通学区域からの入学希望者を受け入れることがあります。

希望者が多数の場合は抽選になります。兄姉がすでに通っている学校への希望は優先順位が上がりますが、このあたりの仕組みは毎年見直される可能性がありますので、最新の公式情報をチェックしてみてください。

ご自宅の住所によって、どの学校が標準で指定されているかと、希望選択できる学校は、区のサイト「学校選択案内ナビ」ページかから確認できます。同じ品川区立でも、学校によって建物や設備の新旧、グラウンドの広さ、部活の種類、生徒数などはかなり違いがあります。小学校によっては、私立中学受験をする割合が非常に多いなどの特徴もあるようです。

お子さんの個性や自宅からの通学ルートなども考えたり、小学校の後に義務教育学校に編入する地域なら、初めから義務教育学校に入学したいなど、指定以外の学校を希望したくなるケースは色々と考えられます。まずは通える可能性のある学校を見学したり、評判を調べておくといいと思います。

6年~9年間通うことになる学校のこと、選択のチャンスもあるのでよく考えましょう

義務教育学校の入学式、卒業式はこうなる

小学校、中学校はそれぞれ入学式、卒業式がありますが、義務教育学校の場合は、1年生の入学時は入学式、6年生が終わるときには卒業式ではなく、前期課程修了式になります。7年生が始まるときは後期課程始業式のような形で入学式に代わる行事があります。9年生の終わりは普通に卒業式です。

私の子供は二人とも義務教育学校で9年間のため、あまり違和感はなかったのですが、6年生が終わって私立中学に行く家庭は、卒業式という名前じゃなくて少し寂しかったり、別の小学校に通って、7年生から義務教育学校に編入する場合は、入学式じゃなくて寂しいという感覚はあるのかもしれません。

このあたりの感覚は個人差がとても大きいと思いますが、小中学校それぞれに入学式、卒業式があるのが当たり前というのは大人側の感覚で、子供は意外と気にしていなかったりするかもしれません。もっとも、コロナ禍でのリモート式などの違和感や、行事がことごとく中止された頃に比べれば、式の名称が違うことくらいは大したことないとも思えますね。

義務教育学校には制服(標準服)がある

区立の小学校は私服、中学校は制服ですが、義務教育学校は小学校にあたる前期課程の1年生から制服があります。区内6校それぞれが別の制服で、ポロシャツ、リボン、ネクタイ、ベストなどのバリエーションもそれぞれです。

前期課程は1~6年、後期課程は7~9年なのですが、制服の種類は1~4年生と5~9年生で一度変わります。ただし荷物は、1~6年生は各自で用意したランドセルで、7年生からは指定のスポーツバッグ等になります。制服を買える店は選択肢が非常に少なく、支払いも現金のみなど不満な点は多々ありました。数年前からネット販売もできたのですが、最近終了してしまいました。ここは今後の改善に期待です。

制服代はそれなりにかかるのですが、私服のように何を着ていくか迷うことがないなど利点もあり、慣れれば特に困ることはないかと思います。令和8年度からは、義務教育学校5年生からと中学校の制服が一部無償化されました。

これまでも給食費無償化、医療費無償化の延長など、森沢区長になってからは特に子育てに手厚い支援が増えているので、今後も区のお知らせをよく見ておきましょう。

「義務教育学校」と「小中一貫校」の呼び方について

検索するとき、「小中一貫校」と入れても品川区の義務教育学校が出てきます。制度上は「義務教育学校」ですが、地域の案内やハウスメーカーのサイトでは「小中一貫校」と表記されていることも多いです。

どちらで調べても同じ6校にたどり着くと思いますが、公式の制度名は「義務教育学校」です。学校選択の書類などでは正式名称を確認しておくと安心です。

わたしも区外の人と話すときは、公立の小中一貫校という方が伝わりやすいし、学年も7年生8年生というより、中1、中2などという方が多いです。普通は私立だと思われるので、公立だと言うとだいたい驚かれます。

入学・転入前に窓口で確かめたいこと

STEP
自宅の通学区域を確認する

品川区公式の学校選択案内ナビページで、自宅がどの学校の区域に入るかを確かめます。番地によって区域が変わる場合があります。

STEP
学校選択制度の対象か確認する

上記のページで、希望選択可能な学校に、義務教育学校が含まれているか確認します。

STEP
学校や窓口に直接問い合わせる

説明会の日程、転入手続きの流れ、受け入れ状況などは、学校か品川区の教育委員会窓口に問い合わせるのが確実です。

まず学校の場所だけ地図で見てみる

通学区域や選択制度を調べる前に、6校の場所を地図で見ておくだけでも、どのエリアに通えそうかイメージしやすくなります。わたしはたまたま自宅が小中とも義務教育学校の学区だったので迷いませんでしたが、違ったら色々考えただろうと思います。

制度の細かい内容は年度によって変わりますし、ネットの情報が古いこともあります。候補の学校が決まったら、品川区の公式サイトか学校の窓口で、今年度の情報を確かめてみてください。

みなさんのお子さんに合った学校を探すとき、この記事が最初の一歩になれば嬉しいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「しながわクリップ」ナオスケ

品川区在住のナオスケです。地域情報メディア『しながわクリップ』で、暮らしに役立つ地元情報をわかりやすく発信しています。

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