夜に屋根や庭で見慣れない動物を見かけたり、天井裏から足音がしたりすると、すぐ駆除が必要なのか迷います。品川区では、ハクビシンやアライグマについて区へ相談できる仕組みがあります。
地域情報メディア『しながわクリップ』のエリア担当ライター、ナオスケです。まずは目撃だけと住まいの被害を分けて考えると、連絡先や次の動きを決めやすくなります。
この記事では、自分で捕獲しようとせず区の制度を確認する順番と、捕獲後も考えたい侵入口対策、必要に応じて民間の現地調査を検討する場面まで扱います。

見かけただけか、住まいに被害があるかで動き方が変わります
品川区では目撃と住まいへの被害を分けて考える


品川区には、ハクビシンやアライグマの目撃情報が寄せられています。区は、見かけた人からの情報提供と、天井裏などへ入り込んで糞尿や建物汚損が出ている場合の相談を分けて案内しています。この違いを最初に押さえると、動き方を決めやすくなります。
そのため、姿を一度見ただけで直ちに駆除が必要と考えるのではなく、住まいに入り込んだ形跡や実際の被害があるかを見ておくと動きやすいです。餌を与えたり、素手で触れたりするのは避けましょう。
ハクビシンとアライグマは見た目だけで断定しない
品川区の案内では、ハクビシンは額から鼻にかけて白い筋があり、尾が胴体と同じくらい長いのが特徴です。アライグマは目の周りの黒い模様と、尾の黒いリング状の縞が目安として紹介されています。見分ける材料にはなりますが、断定材料ではありません。
ただし、夜間や離れた場所から見た姿、天井裏の足音だけでは種類を確定できません。見分けは相談時の手掛かりにとどめ、撮影できる安全な距離なら写真を残し、見た場所や時間も覚えておく程度で無理がありません。
目撃だけでもカラス・外来種総合窓口へ情報提供できる
品川区は、ハクビシンやアライグマを見かけた場合、カラス・外来種総合窓口へ目撃情報を寄せるよう案内しています。窓口の電話番号は03-3777-1157、受付は祝日を除く平日の午前9時から午後5時です。現在の受付時間も連絡前に区公式ページで確認すると確実です。
目撃しただけなら、捕まえようと追い回したり、近づいて種類を確かめたりする必要はありません。どこで、いつ頃、どのような姿を見たかを伝えられるようにしておけば、地域の情報提供として話しやすくなります。
天井裏や軒下で被害が出ている場合も区へ相談できる
天井裏や軒下、床下に棲みついた様子があり、糞尿の臭いや天井の汚れなどが出ている場合も、品川区は同じ総合窓口への相談を案内しています。見えない場所へ無理に入り、動物や糞に直接触れる必要はありません。
相談前には、足音がする場所と時間、臭いが気になる場所、天井や壁の汚れなど、分かる範囲をメモしておくと状況を伝えやすくなります。高所や狭い場所を自分で確認するより、安全に見える範囲を押さえる程度で十分です。
- 目撃だけの場合
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カラス・外来種総合窓口へ、見た場所や時間などの情報を伝えられます。
- 天井裏などで被害がある場合
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糞尿や建物汚損などの状況を伝え、箱わな対応を含む区の制度について相談します。
どちらに当たるか迷う場合も、見えている事実を分けて伝えると話が通じやすくなります。種類の断定や被害原因の特定まで自分で済ませてから連絡する必要はありません。
品川区の箱わな対応は被害状況を伝えて相談する
品川区は、天井裏などへ入り込んで被害が生じている場合、捕獲・駆除のための箱わなの設置を、区が契約する専門業者に依頼すると案内しています。区の制度が使える状況かは、まず窓口へ被害内容を伝えて確認します。
ここで大事なのは、区が案内する箱わな対応と、住宅の補修や再侵入防止までを一つに考えないことです。区公式ページでは侵入口をふさぐ予防策は示されていますが、個別住宅の封鎖工事まで箱わな対応に含むとは明記されていません。
捕獲と侵入口封鎖は別の対応として考える


箱わなで捕獲することと、動物が出入りした隙間を調べてふさぐことは目的が異なります。捕獲と侵入口封鎖は同じ対応ではありません。区の制度でどこまで対応されるかを確認し、建物側の作業が残るかを見ます。
屋根裏や床下、壁の内部まで被害状況を調べたい場合や、侵入口の特定と封鎖をまとめて相談したい場合は、民間の現地調査を検討する場面があります。区の相談を済ませたうえで、必要な作業だけを切り分けると選びやすいです。
害獣プロテックの公式ページでは、ハクビシンとアライグマを対応害獣に挙げ、東京都を対応地域に含めています。相談、現地調査、見積もり、出張費0円との案内がありますが、品川区の制度とは別です。区の最新制度と、民間へ頼む作業範囲や費用はそれぞれ確認してください。
侵入口になりそうな隙間や庭木を見ておく
品川区は予防策として、縁の下や換気口、軒下など建物周りの隙間をふさぐことや、屋根へ登れる庭木の枝を剪定することを案内しています。敷地内の果実を早めに収穫し、生ごみを外へ放置しないことも挙げています。建物だけでなく、周囲の環境も一緒に見る考え方です。
ただし、屋根や高所へ上がって侵入口を探す必要はありません。地上から見える範囲で、軒下や換気口の破損、枝が屋根へ届いていないかなどを見ておき、危険な場所は現地調査で確認してもらう方が無理がありません。
- 縁の下や換気口、軒下の隙間
- 屋根へ届く庭木の枝
- 敷地内の果実や屋外の生ごみ
見える場所だけでも状況を把握しておくと、区への相談と民間調査のどちらでも説明しやすくなります。封鎖が必要そうでも、中に動物が残っている可能性を無視して自己判断でふさぐのは避けたいところです。
野生鳥獣は自分で捕獲せず制度や許可を確認する
環境省は、鳥獣保護管理法の対象となる野生鳥獣について、狩猟による場合などを除き、捕獲や殺傷は原則禁止と案内しています。被害防止などの目的で捕獲する場合も、許可制度や防除計画に沿った手続きが関係します。
東京都もアライグマ・ハクビシン防除実施計画を定め、区市町と連携して対策を進めています。家庭で箱わなを自作したり、置き方を試したりするのではなく、品川区の窓口と制度を確認して進めるのが基本です。
民間の現地調査では建物内と侵入経路の範囲を見る
天井裏の足音や糞尿らしい汚れが続き、建物内部の状況や侵入口まで確認したいときは、民間の現地調査を検討できます。害獣プロテックは、公式ページで屋根裏、床下、壁などを確認して見積もる流れを案内しています。
相談時は、動物の種類を断定して伝えるより、足音の場所、糞や臭い、汚れ、見かけた時間など、実際に分かっている内容を伝えます。侵入口封鎖だけでなく、清掃や消毒、修繕が必要そうなら見積もり対象か確認します。
目撃だけか、天井裏などで実害があるかを分け、品川区の制度を確認します。
箱わな対応とは別に、侵入口や屋根裏などの調査が必要かを見ます。
封鎖、清掃、消毒、修繕など、何が見積もりに含まれるかを確認します。
この順番なら、行政の捕獲支援と住宅側の追加対策を混ぜずに話を進められます。現地調査を頼む場合も、何を見てもらいたいのかが明確になり、不要な作業まで一度に決めにくくなります。
見積もりは作業範囲と保証条件を分けて確認する


民間へ相談するときは、追い出しや捕獲だけなのか、侵入口封鎖、糞尿清掃、消毒、汚れた部分の修繕まで含むのかを見積もりで確認します。素材や施工場所によって内容が変わるため、総額だけで比べない方が分かりやすいです。
害獣プロテックは施工箇所の破損保証を案内していますが、公式ページにも条件があると明記されています。保証期間だけを見るのではなく、対象となる施工箇所、適用条件、対象外となる場合を契約前に確認しておきましょう。
慌てて自己判断すると対応範囲を取り違えやすい
よく避けたいのは、姿や足音だけでハクビシンと決めつける、区へ相談できる被害なのに制度を確認しない、自分で捕獲を試す、箱わな設置だけで侵入口も解決したと考える、といった進め方です。対応の範囲を一つずつ分ける方が、行き違いを減らせます。
反対に、民間へ相談すれば清掃や修繕まで必ず含まれると考えるのも早計です。作業範囲はサービスや現場で変わります。区の制度と民間見積もりをそれぞれ確認し、今の住まいで残っている問題を一つずつ見ます。
品川区で迷ったら区の制度と建物対策を順に分ける
品川区でハクビシンやアライグマを見かけたら、目撃だけか、天井裏などへの侵入被害があるかを分けるところから始めます。被害がある場合は区の総合窓口へ相談し、箱わな対応の対象になるかを確認できます。目撃だけでも情報提供の窓口は同じです。
そのうえで、侵入口の特定や封鎖、屋根裏や床下の調査、清掃や修繕などが残るなら、必要な範囲だけ民間の現地調査を検討します。捕獲と住宅対策を分けて考えると、慌てず次の行動を決めやすくなります。













