「七つの災難が除かれ、七つの幸福を授かる」と言われる、なんともありがたい七福神めぐり。お正月のイメージが強いかと思いますが、毎月7日の縁日、7月29日の七福神の日にもご利益があるんだそうです。
地域情報メディア『しながわクリップ』で品川区を担当しているナオスケです。品川区には七福神めぐりのコースが二系統あるのですが、どちらを歩けばいいのか迷う方も多いようです。まずそこから整理しました。
この記事では、東海七福神と荏原七福神のコースの違い・エリアの違い・授与品について確認できることをまとめています。授与品や色紙の最新情報は年度ごとに変わることがあるため、公式サイトでの確認もあわせてご案内します。
品川区に二系統の七福神がある
品川区で七福神めぐりといえば、まず名前が挙がるのが「東海七福神」と「荏原七福神」の二つです。どちらも品川区内の寺社を歩いて巡るコースですが、エリアも歩く距離も、コースの雰囲気もかなり異なります。
一方だけ知っていて、もう一方を知らないという方もいます。わたし自身も東急線のポスターなどで見かける、キャラクターが特徴的な「荏原七福神」しか知りませんでした。どちらに行こうか迷ったら、この二つを並べて見ておくと動きやすくなります。
東海七福神はどんなコースか
東海七福神は、1932年に品川が大東京市に編入された記念として定められた、品川区で最も歴史のある七福神めぐりです。京急新馬場駅そばの品川神社を起点に、旧東海道沿いを南下して大田区の磐井神社まで歩くルートで、距離は約4.5キロメートルです。
旧東海道の石畳や古い建物が残る品川宿の雰囲気を楽しみながら歩けるのが特徴で、坂道が少なく平坦な道が続きます。しながわ観光協会の案内によると、所要時間の目安は飲食や寄り道を含めておよそ5時間程度です。
荏原七福神はどんなコースか
荏原七福神は1991年、「郷土・荏原を見直すきっかけにしたい」という思いから始まったコースです。大井町駅から東急目黒線の西小山駅まで、品川区を東西に横断するルートで、距離は約6キロメートルから6.5キロメートルほどあります。
各社寺にキャラクター七福神が設定されていて、スタンプラリー形式で楽しめます。冊子(無料)を集めながら歩く形で、東急線各社寺最寄駅やしながわ観光協会でも配布されています。東海七福神と比べると、住宅街や商店街の中を抜ける庶民的な雰囲気のルートです。

キャラクター七福神は、2015年6月「荏原七福神キャラクターコンテスト」にて誕生し、七社寺それぞれの特徴がデザインに盛り込まれています。東急線の駅にポスターやリーフレットが置かれていて、見たことがある方も多いのではないでしょうか?
二つのコースを並べて確認する
どちらを歩こうか決める前に、基本的な情報を並べてみます。受付時間や期間は年度によって変わることがあるため、以下は確認できている範囲の情報です。訪問前には公式サイトで最新情報を確かめてください。
| 項目 | 東海七福神 | 荏原七福神 |
|---|---|---|
| 開始エリア | 北品川(新馬場駅) | 大井町駅 |
| 終点エリア | 大森海岸(磐井神社) | 西小山駅 |
| 距離の目安 | 約4.5キロメートル | 約6から6.5キロメートル |
| 開催期間の目安 | 元旦から成人の日まで | 1月1日から7日(受付あり) |
| 受付時間の目安 | 9時から17時 | 10時から16時 |
| 色紙・授与品 | 色紙あり(要公式確認) | 色紙あり・クリアファイル(先着) |
| コースの雰囲気 | 旧東海道・宿場町の雰囲気 | 住宅街・商店街を横断 |
| 起点の最寄り駅 | 京急新馬場駅 | JR大井町駅 |
期間と受付時間で動きやすさが変わる
東海七福神は、元旦から成人の日(1月第2月曜日)までの期間が参観の目安です。品川神社の公式案内には「元旦より成人の日までの期間、受付時間は9時から17時」と記載されています。年度によって変わる可能性があるため、訪問前に各社寺の案内を確認しておくと安心です。
荏原七福神は、1月1日から7日の10時から16時が各社寺に受付が置かれる期間です。8日以降も参拝はできますが、社寺によっては受付が不在になります。8日以降に授与品をもらいたい場合は、法蓮寺か上神明天祖神社での対応になります。仕事始めを過ぎてから行こうと思っている方は、この点だけ頭に入れておくと動きやすいです。
授与品は何があるか確認しておきたい
荏原七福神では、色紙(2026年時点で白色2,000円・金色2,500円)と、スタンプを七社寺でコンプリートした先着1,000名へのオリジナルクリアファイルがあります。スタンプ冊子は無料で配布されているので、色紙を購入しないでスタンプだけ集める形でも参加できます。
東海七福神では、色紙への御朱印(押印)が各社寺で行われます。以前は「七福神宝船」のご神像が各社寺で購入できましたが、しながわ観光協会の公式ページ(2024年12月更新)によると現在は宝船の頒布が終了しています。授与品の内容は年度ごとに変わることがあるため、訪問前に社寺や観光協会の最新情報を確認することをおすすめします。
どちらのコースが自分に合っているか
旧東海道の歴史的な雰囲気を楽しみながらゆっくり歩きたい方には、東海七福神が向いています。坂道が少なく、途中のカフェや商店街に立ち寄りながら歩けます。平日でも立ち寄りやすい大森・北品川エリアを通るので、仕事帰りや移動の途中に一社だけ寄るという使い方もできます。
キャラクターやスタンプラリーを楽しみながら散策したい方、子どもと一緒に歩ける雰囲気を探している方には荏原七福神が動きやすいです。大井町駅や西小山駅からのアクセスが分かりやすいのも助かるポイントです。

どちらも一日で回り切らなくて大丈夫なので、まず起点の駅に行ってみるだけでも動けますよ
七社寺の構成をざっくり確認する
どちらのコースも七つの寺社を巡る形は同じですが、祀られている七福神の割り振りがそれぞれ異なります。全部を覚えなくても、起点の社寺と終点の社寺だけ確認しておけば、ルートのイメージはつかめます。
- 東海七福神の七社寺
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品川神社(大黒天)・養願寺(布袋尊)・一心寺(寿老人)・荏原神社(恵比寿)・品川寺(毘沙門天)・天祖諏訪神社(福禄寿)・磐井神社(弁財天)の七社寺で構成されています。
- 荏原七福神の七社寺
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大井蔵王権現神社(福禄寿)・不動院東光寺(毘沙門天)・養玉院如来寺(布袋尊)・蛇窪神社(弁財天)・法蓮寺(恵比寿)・摩耶寺(寿老人)・小山八幡神社(大國天)の七社寺で構成されています。
行く前に確認しておきたいこと
当日スムーズに動くために、事前に確認しておくと便利な点をまとめました。期間や受付時間は年度によって変更になることがあるため、あくまで参考として確認し、訪問前には公式情報を見ておくと安心です。
- 開催期間と受付時間(年度によって変更あり)
- 色紙・冊子の頒布場所と料金(訪問前に各社寺か観光協会へ確認)
- 荏原七福神のクリアファイルは先着1,000名(なくなり次第終了)
- 8日以降に荏原七福神を回る場合は、授与品の対応社寺が変わる
- 東海七福神の宝船授与品は現在頒布終了(2024年12月時点)
公式サイトで確認しておきたい点
七福神めぐりは毎年行われていますが、授与品の内容や色紙の種類・価格、受付時間などは年度ごとに変更になることがあります。「去年の情報と同じだろう」と思って行くと、受付が終わっていたり、欲しかった授与品がなくなっていたりすることもあります。
東海七福神・荏原七福神どちらのコース案内もしながわ観光協会の公式サイトに掲載されています。年末から年始にかけて更新されることが多いので、12月中に一度確認しておくと動きやすいです。
授与品や御朱印の受付時間は社寺ごとに異なる場合があります。特に荏原七福神は7日以降の対応社寺が変わるので、1月8日以降に行く場合は法蓮寺・上神明天祖神社への問い合わせが確実です。
全部のルートを事前に調べなくても、起点の駅名と一社寺目の場所だけ確認しておけば当日動けます。冊子やマップは現地でも配布されているので、まず起点へ向かうだけで十分です。
お正月以外でも歩けるコースがある
七福神めぐりというとお正月限定のイメージがありますが、どちらのコースも受付期間が終わったあとも各社寺への参拝自体は一年を通じてできます。荏原七福神も東海七福神も、コース沿いには普段からゆっくり歩ける商店街や公園があって、春から秋にかけての散策にも向いています。
毎月7日の七福神の縁日、7月29日の七福神の日は特にご利益が大きいとされて、七福神巡りにお勧めの日です。ただし、スタンプや御朱印の受付、色紙の購入ができる期間はお正月に限られていることがほとんどです。授与品をきちんとそろえたいなら、やはり開催期間内に行くのが無難です。
まず起点の駅に行けば動ける
年末が近づいてきたら、しながわ観光協会のサイトで今年の受付期間と色紙の情報だけ確認しておきましょう。それだけで当日の動きがずっと楽になります。一日で全部回らなくても構いませんし、気になるエリアの一社寺から始めるだけでも十分楽しめます。
これを機に、楽しく品川区の七福神をめぐって、「七つの災難が除かれ、七つの幸福を授かる」ご利益が得られるといいですね。















