庭木が大きくなり、枝を整えるだけでよいのか、木そのものを切るべきか迷うことがあります。剪定と伐採では目的が違い、高木や建物・塀に近い木では、無理に自分で切らず現場条件から考える必要があります。
地域情報メディア『しながわクリップ』のエリア担当ライター、ナオスケです。品川区では、私有地の庭木でも保存樹木に指定されていれば、伐採前に区への相談が必要になるため、木の大きさだけでは決められません。
この記事では、木を残すか切るかから、保存樹木、道路や隣地との関係を扱います。高さや幹の太さ、伐採後の処分など、現地見積もり前に見ておきたい内容も順に確認します。

木を切る前に、残せる木かどうかも見ておきたいですね
剪定で残すか、伐採でなくすかを分ける


枝が伸びすぎた、日当たりを調整したい、隣地へ出る枝を短くしたい場合は、木を残す剪定が候補です。一方、木そのものをなくしたい場合は伐採となります。木が大きいだけで決めず、今後も管理を続けるか、切った後の敷地をどう使うかまで考えておきます。
剪定と伐採の違いは、次のように考えると分かりやすいです。
| 作業 | 主な目的 |
|---|---|
| 剪定 | 木を残しながら枝量や樹形を整える |
| 伐採 | 木そのものを切り、撤去を進める |
伐採を選ぶ場合も、切り株をどうするかは別の話です。伐採後に根まで取り除きたい、すぐ別の植栽や外構工事をしたいという予定があるなら、その作業まで依頼できるか見積もりの段階で別に確かめておく必要があります。
保存樹木なら切る前に品川区へ相談する


品川区には、一定の基準を満たす大木や樹林などを保存樹木等として指定する制度があります。指定されている木を伐採しようとするときは、公園課みどりの係へ事前に相談するよう区が案内しているため、業者を決める前に確認したい内容です。
保存樹木か分からない木は切る前に確認しておくと、制度上の手続きを見落としにくくなります。指定樹木には剪定や病害虫防除、樹木医の診断などの助成が案内されているため、木の状態によっては伐採以外の方法も含めて相談できます。
- 保存樹木の目安
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樹木では、地上1.5メートルの高さで幹回り1.2メートル以上が指定基準の一つです。
- 伐採を考えるとき
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指定されている保存樹木等は、伐採前に公園課みどりの係へ相談します。
- 維持管理の支援
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基本剪定、病害虫防除、樹勢回復、樹木医による診断や助言などが助成対象として案内されています。
幹が太い木でも、指定基準に当てはまるだけで自動的に保存樹木になるわけではありません。実際に指定されているか分からない場合は、所有者や管理者が誰かも確かめ、区へ確認してから作業の日程や依頼先を決めると分かりやすいです。
道路へ伸びた庭木と区道の街路樹は扱いが違う
私有地の庭木や生け垣が道路へはみ出すと、歩行者や車の通行を妨げることがあります。品川区も道路沿いの樹木を適切に管理するよう案内しており、事故につながった場合は所有者が責任を負う可能性があるとしています。
自宅の庭木が隣地へ伸びている場合は、作業時に隣地側へ入る必要があるか、枝や幹をどちら側へ下ろすかも現場条件になります。境界や所有関係がはっきりしないときは、伐採作業だけを先に進めない方が無理がありません。
一方、区道に植えられた街路樹で剪定が必要な場合は、道路課道路維持担当が連絡先です。自宅の敷地から伸びた木なのか、道路側に植えられた街路樹なのかを分けておくと、民間業者へ頼む範囲と区へ知らせる範囲を混同せずに済みます。
樹高・幹の太さ・周囲の障害物で難易度が変わる
伐採は木の高さだけで決まる作業ではありません。幹の太さ、枝の広がり、建物や塀との距離、道路側へ倒れる可能性などが重なると、作業方法も変わります。脚立や木登りが必要になる高さなら、周囲を傷める危険もあるため自己作業は避けたい場面です。
専門対応を考えたい条件は、次のような場面です。
- 樹高があり高所作業が必要になる
- 幹が太く一度に倒しにくい
- 建物や塀が近く作業空間が狭い
- 電線や道路に近く周囲へ影響する
同じ高さの木でも、広い庭の中央にある場合と、住宅や塀に囲まれた場所では条件が違います。写真だけで判断しにくいときは、現地で木と周辺を見てもらい、伐採方法だけでなく搬出経路や安全を確保する場所まで含めて、どこまで作業できるか確かめるのが現実的です。
品川区で民間の庭仕事サービスを検討する方へ
草刈り・剪定・伐採の見積もり条件を確認する
となりの芝生では、草刈り・剪定・伐採などの庭仕事を相談できます。東京都は下見エリアとして案内されています。
- 下見エリア内は見積もり無料
- 草刈り・剪定・伐採に対応
- 作業で出た草や木の処分も依頼可能
高木の伐採や広い範囲の草刈りなど、希望する作業内容を伝えて相談できます
立ち会いなしの作業や、作業前後の写真送付も案内されています
料金は作業内容や現場条件によって変わります。危険度や隣地との関係などにより対応できない場合があります。
高木でも現場によって作業できない場合がある
2026年9月時点の「となりの芝生」の案内では、低木から高木まで伐採すると掲載され、料金は1本6,600円からで、高さや直径によって変わるとされています。ただし、対応できる最大樹高までは公開ページで確認できないため、高さだけで依頼可能とは決められません。
また、現場の危険度や隣地との関係などによっては、作業を断る場合があることも明記されています。高木対応という表示だけで、どの高さや配置でも依頼できると考えず、木の写真、周囲の建物、道路との位置関係などを伝えて確認します。
シルバー人材センターで頼める範囲には上限がある
2026年9月時点の品川区シルバー人材センターの案内では、中低木の剪定や刈り込みを扱っていますが、作業できるのは約5メートル以下が目安です。太い木の伐採は受け付けておらず、周囲の状況によっては5メートル以内でも対応できない場合があります。
そのため、枝を整えて木を残す作業なら相談先になり得ますが、大きな木を根元側から切りたい場合は同じ扱いではありません。料金だけで比べる前に、剪定で足りるのか、太い木の伐採が必要なのかを分けておくと依頼先を選びやすくなります。
伐採後の枝・幹の処分まで見積もりで揃える


伐採料金を見るときは、木を切る作業だけで比べない方が分かりやすいです。切った枝や幹の搬出、処分、作業場所の養生などが別なら、基本料金だけで総額は決まりません。「となりの芝生」も草木の処分サービスを案内しているため、伐採時の扱いを見積書で確かめます。
見積もりでは、次の項目を分けて聞いておくと行き違いを減らせます。
- 伐採作業
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何本をどの位置まで切る料金なのか確認します。
- 搬出と処分
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枝や幹の処分費が含まれるか、追加費用があるなら条件も聞きます。
- 切り株
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切り株を残すのか、別の作業が必要なのかを確認します。
伐根や特殊機材の利用まで希望する場合は、公開情報だけで対応できると決めつけない方が安全です。切り株を残したくない理由や、その後の土地利用も伝え、必要な作業を一つずつ確認して見積書に含まれる範囲をそろえると無理がありません。
現地見積もりでは木だけでなく作業スペースも見てもらう
庭木の伐採は、木の寸法だけでは見積もりに必要な条件がそろわない場合があります。木の本数や高さ、幹の太さに加え、作業車を止める位置、門や通路の幅、隣家や塀との距離、切った木を運び出す経路まで伝えると、現場の状況をつかみやすくなります。
相談から依頼までは、次の順番で進めると抜けが少なくなります。
保存樹木の可能性や、私有地の木か道路側の街路樹かを分けます。
本数、高さ、幹の太さ、建物や塀との距離など分かる範囲を伝えます。
伐採、搬出、処分など、依頼する範囲と費用を分けて確認します。
写真で概算を聞ける場合でも、周囲の条件で作業方法が変わることがあります。現地確認が入る場合は、追加になりそうな作業、搬出や処分の扱い、対応できない条件がないかまで聞いておくと、契約後に想定外の項目が増えるのを避けやすくなります。
緊急対応や特殊機材を前提にせず相談する
台風後に傾いた木や、電線・建物へ近接した木は、通常の庭木伐採と同じ条件で対応できるとは限りません。掲載サービスについても、緊急伐採、クレーンなどの特殊機材、電線近接作業の可否は公開情報だけでは確認できません。
倒れそうな木に登ったり、下から無理に切ったりすると、木の動きを制御できず危険です。周囲に人を近づけず、離れた場所から状況を伝え、私有地の木なのか、公道側の設備や街路樹なのかも分けて、対応可能な窓口へ確認します。
切る前に制度・現場条件・費用範囲をそろえる
品川区で庭木を伐採するときは、まず剪定で残すのか、木そのものを切るのかを分けます。保存樹木の可能性があれば区へ確認し、道路や隣地との位置関係も見てから、木の本数、高さ、幹の太さなど民間業者へ伝える内容をそろえます。
高木や太い木、建物に近い木は、自己作業で無理をせず現地条件まで見てもらう方が進めやすいです。伐採だけでなく搬出や処分、切り株の扱いまで見積もりで確かめれば、表示料金だけでは分からない作業範囲が見え、依頼後のズレも抑えやすくなります。













