妊娠中は浴室掃除でかがむ、洗濯物を運ぶ、買い物で荷物を持つといった普段の家事が負担になることがあります。出産後も赤ちゃんのお世話が中心になり、掃除や洗濯まで手が回らない家庭は少なくありません。
地域情報メディア『しながわクリップ』のエリア担当ライター、ナオスケです。品川区には産前産後に使える公的な支援があるため、一般の家事代行だけを探す前に、対象になる制度がないか見ておきたいところです。
公的支援と民間の家事代行では、対象者や利用条件、頼める内容が異なります。この記事では、家事だけを頼みたい場合と、育児を含む支援が必要な場合を分け、どこへ相談するかを整理します。

家事だけか、育児も必要かで相談先が変わります
産前産後は「何がつらいか」から家事を分ける


家事を全部任せる前提にすると、必要な支援が見えにくくなります。まずは今つらい作業を挙げ、家事だけを代わってほしいのか、赤ちゃんのお世話や外出の補助まで必要なのかを分けると相談先を選びやすくなります。
妊娠中や産後にどの作業を控えるべきかは、体調や経過によって異なります。身体の状態について自己判断で無理をせず、必要に応じて医療機関などへ相談しながら、日常生活で負担になっている部分を周囲やサービスへ任せます。
たとえば、次のような日常家事は「自分がしなくても生活が回る作業」として切り分けやすい部分です。家族で分担できるところと、外へ頼みたいところを分けてみるだけでも、必要なサービスが見えやすくなります。
- 床や浴室など体勢がつらい掃除
- 洗濯物を運ぶ干す取り込む作業
- 日用品や食材など重い物の買い物
- 毎日の食事づくりや後片付け
一方で、赤ちゃんを預けたい、沐浴を手伝ってほしい、育児について相談したいといった希望は、単なる家事の代行とは性格が違います。この違いを押さえておくと、品川区の制度も含めて探しやすくなります。
品川区の産後ドゥーラ助成は家事と育児を一体で支える
品川区では、生後1歳になるまでの子を養育する方が、区と提携している産後ドゥーラの家事・育児支援を利用した場合、利用料の一部を助成する制度を設けています。一般的な家事代行とは目的が異なる制度です。
産後ドゥーラは、産前産後を支える知識や技術を身につけ、認定を受けた専門家です。区の案内では、料理や掃除に加え、沐浴や赤ちゃんのお世話なども支援内容の例として示されています。
公的支援と一般家事代行は同じ制度ではありません。家事をしてくれるサービスなら自動的に助成対象になるわけではなく、区と提携する対象事業者を利用する必要があります。
産後ドゥーラ助成は対象者と利用上限を確認する


2026年9月24日時点の品川区公式情報では、対象は品川区に住民登録があり、1歳の誕生日前々日までの子を養育する方です。利用時には、原則として対象の子どもと養育者がいることも条件になっています。
助成額は支援サービス1時間につき2,700円で、プランニングは1回1,000円です。利用時間の上限は家族の状況によって異なるため、自分のケースを区公式ページで確かめてから依頼先を決める必要があります。
現在の区の案内では、主な区分は次のようになっています。制度内容は変更される可能性があるため、実際に利用するときは最新の対象期間、申請期限、提携事業者をあらためて確認してください。
- 第一子
-
支援サービスの上限は60時間です。
- 第二子以降で出生時にすぐ上の兄姉が3歳未満
-
支援サービスの上限は180時間です。
- 第二子以降で出生時にすぐ上の兄姉が3歳以上
-
支援サービスの上限は60時間です。
区の案内では申請期限は1歳1か月までとされていますが、サービスを利用できる期間とは同じ意味ではありません。支援を受ける時期と助成金を申請する期限を混同せず、利用前に現在の案内を見ておくと動きやすいですよ。
妊娠中は「すこやかサポート」の対象も確認する
出産前から家事が難しくなっている場合は、品川区の「すこやかサポート」も確認できます。これは産前産後に体調不良などで日常生活に支障があり、ほかから援助を受けられない家庭へ育児支援ヘルパーを派遣する制度です。
区公式ページでは、産前は出産予定日の1カ月前から出産日まで、産後は退院した翌日から1年以内が利用期間とされています。利用には事前登録が必要で、現在の案内では1時間410円、減免制度もあります。
産前は5日間、産後は原則10日間で、若年や多胎の場合には日数が異なります。単に「妊婦なら利用できる」という制度ではないため、対象になるか分からない場合は家庭あんしんセンターへ現在の条件を確認します。
公的支援と一般家事代行は目的も条件も違う


産後ドゥーラ助成やすこやかサポートには、それぞれ対象者や期間、利用条件があります。一方、一般の家事代行は、制度の要件に当てはまるかではなく、事業者が提供する範囲の家事を契約して依頼するサービスです。
そのため、「産後だからどちらが得か」だけで比べるより、育児を含む支援が必要なのか、掃除や洗濯といった家事を減らしたいのかを見たほうが分かりやすくなります。公的制度の対象なら、内容を確認してから民間サービスを考えます。
大まかには、次のように役割を分けて考えられます。制度名が似ていなくても、頼みたい内容が重なる部分はあるため、実際に利用するときは各窓口や事業者へ対応範囲を確かめてください。
| サービス | 主な考え方 |
|---|---|
| 産後ドゥーラ助成 | 区と提携する産後ドゥーラによる家事・育児支援 |
| すこやかサポート | 条件に当てはまる産前産後家庭へのヘルパー派遣 |
| 一般家事代行 | 掃除・洗濯など日常家事を契約した範囲で依頼 |
特に産後ドゥーラ助成では、資格のない家事代行やベビーシッターとして利用したサービスは助成対象になりません。家事を頼めるという一点だけで同じものと考えないことが、利用先を選ぶうえでの基本になります。
家事だけを外へ出したいなら一般家事代行も候補になる
区の制度の対象にならない場合や、育児支援ではなく掃除や洗濯など家事だけを定期的に頼みたい場合は、一般の家事代行も候補になります。利用目的が家事の負担軽減なら、頼みたい作業が対応範囲に入るかを見ます。
キャットハンドの公式ページでは品川区をサービス対応地域に含め、日常的な掃除や洗濯などを扱っています。出産前後の利用者も想定されていますが、品川区の産後ドゥーラ助成対象サービスであることは確認できません。
公的制度を使えるか確認したうえで、対象外だった場合や、家事部分を別に頼みたい場合なら一般家事代行を比べやすくなります。助成の代わりとして扱うのではなく、家庭内の家事を減らす別のサービスとして考える形です。
品川区で家事代行を初めて試したい方へ
2時間の初回プランで頼める家事を確認できます
キャットハンドの「猫の手トライアル」は、初回2時間6,378円(税込・交通費込)。お風呂・キッチン・洗濯・掃除から3種類を選べます。
- 初回2時間6,378円(税込・交通費込)
- 4種類の家事から3種類を選択
- 品川区はサービス対応エリア
希望する家事や住んでいる地域を伝えて日程を調整できます
申込後、地域と希望作業を確認して日程を調整します
初回限定プランです。希望日の空き、作業内容、キャンセル条件は申込前にご確認ください。
一般家事代行を利用する場合でも、品川区の支援制度が使えなくなると一律に決まるわけではありません。利用目的や支援内容が異なるため、区制度を利用する予定がある場合は、対象となるサービスや申請条件を公式窓口で確認してください。
保育や送迎を頼みたい場合は家事代行と分けて考える
家事代行へ「赤ちゃんを見てもらっている間に休みたい」「上の子を送迎してほしい」と考える場合は、家事とは分けて対応範囲を確認します。家事をするスタッフが、そのまま保育まで引き受けるとは限りません。
キャットハンドの公式ページでは、子どもの送迎や保育は対応外と案内されています。掃除や洗濯を頼むサービスとして利用する場合と、子どもを預けたり育児を支援してもらったりする場合を混同しないようにします。
品川区の産後ドゥーラ助成では、対象の子どもと養育者がいることが原則です。また、ベビーシッターとしての利用は助成対象外とされています。保育そのものが必要なら、別の支援制度やサービスを確認する必要があります。
掃除・洗濯・買い物は頼む前に範囲を決める
一般家事代行を使うときは、「家事をお願いします」だけでは希望が伝わりにくくなります。浴室掃除、洗濯物を干す、日用品を買うなど、負担になっている作業を具体的にし、利用時間内で何を優先するかを決めます。
妊娠中や産後は、その日の体調によって自分でできる範囲が変わる場合もあります。毎回同じ内容に固定せず、サービス側が変更に対応できるか、買い物を頼む場合は費用精算をどうするかなども聞いておくと分かりやすいでしょう。
問い合わせから利用までの順番は、次のように考えると無理がありません。体調についてサービス側へ医療的な判断を求めるのではなく、実際に代わってほしい家事を具体的に伝えることが中心です。
掃除、洗濯、料理、買い物などから、自分や家族だけでは回しにくい作業を挙げます。
希望する作業がプランに含まれるか、保育など対応外の作業がないかを事前に聞きます。
利用時間、交通費、キャンセル条件などを含め、実際に支払う内容を確認します。
一度に多くの作業を詰め込むと、希望する場所まで終わらない場合があります。まず優先順位を決め、残り時間で追加できる家事を分けて伝えると、依頼する側と作業する側の認識を合わせやすくなります。
料金と利用条件は「総額」と「できない作業」まで見る
料金を見るときは、1時間あたりの金額だけでなく、最低利用時間や交通費などを含めて考えます。初回プランと継続プランで条件が異なるサービスもあるため、実際に希望する利用頻度でいくらになるかを確かめます。
キャットハンドの掲載中のキャンペーンページには初回プランの料金が案内されていますが、継続時には別のプランや条件があります。キャンペーン内容や価格は変わる可能性があるため、申し込み時の公式表示を基準にしてください。
また、日常的な家事代行と専門清掃、育児サービスでは対応できる作業が違います。料金だけで決めず、希望する家事が対象か、準備する掃除道具はあるか、キャンセル時の扱いはどうなるかまで見ておくと行き違いを減らせます。
最後に品川区の公式情報を見直して相談先を決める
産前産後の家事負担を減らしたいときは、まず家事だけを頼みたいのか、育児を含む支援が必要なのかを分けます。品川区では産後ドゥーラ助成やすこやかサポートがあるため、対象になりそうなら現在の条件を確認します。
産後ドゥーラ助成については子育て応援課家庭支援担当、すこやかサポートについては家庭あんしんセンターが公式の問い合わせ先です。対象期間や利用条件は変更される場合があるため、利用時点の案内を確認してください。
公的支援の対象外だった場合や、制度とは別に掃除や洗濯などを頼みたい場合は、一般家事代行を比べれば十分です。それぞれの役割を分けて選ぶと、必要な支援を飛ばさず、家庭の負担を減らす方法を考えやすくなります。













